腰椎分離症でも競技チアを続けたい!北大路の整体院で叶えた高校生の挑戦

出力開始


憧れのチアで世界を目指す高校生の苦悩

夢の舞台を前に襲った腰椎分離症

高校入学と同時に憧れの競技チア部に入部したN様は、入部からわずか数ヶ月で腰椎分離症の診断を受けました。週6日、1日3〜4時間という厳しい練習に励む中、受験が終わった2月頃から腰に痛みを感じ始めていたのです。

競技チアは、リフトやタンブリング、エビ反りなどの高難度な技を連続して行う競技です。N様のチームは世界大会出場を目指す強豪チームで、あと1週間後には大会を控えているという状況でした。整形外科では「絶対に動くな」と安静を指示されましたが、仲間と共に積み重ねてきた練習の成果を発揮する大切な機会を諦めることはできませんでした。

実はN様は中学1年生の時にも第4腰椎の分離症を経験しており、その時は2ヶ月間完全に休養していました。しかし今回は高校3年間という限られた時間の中で、2年後半からの世界大会、そして5月の選抜オーディションという重要な目標が控えています。「今回は休んでられない」という強い思いを抱えながらも、痛みと不安の中で制限しながら練習を続けている状態でした。

理解されない競技特性への不安

N様が抱えていたもう一つの大きな悩みは、競技チアの動きを理解してくれる治療院がなかなか見つからないことでした。近所の接骨院では「分離症でもやってる子はいっぱいいる」と安易に言われるだけで、具体的にどの動きなら大丈夫なのか、どこまでなら負荷をかけていいのかという指導は受けられませんでした。

競技チアには、人の肩の上に立つリフト、床で開脚した状態で上に人が乗る柔軟、エビ反りからの後転、椅子の上での開脚など、一般的なスポーツとは異なる特殊な動きが数多くあります。これらの動きについて「痛いですか?大丈夫ですか?」と聞かれても、競技を知らない治療家には具体的なアドバイスができないのです。

整形外科では「絶対動くな」と言われ、接骨院では「みんなやってるよ」と言われる。この両極端な対応の間で、N様は「どっちがどうなんやろう」という不安を抱え続けていました。親御様も「無理はしてほしくないけど、高校生活で悔いを残してほしくない」という複雑な思いを抱えておられました。

きずな整体院との出会いが変えた未来

スポーツ継続を前提とした治療方針

きずな整体院を訪れたN様に対して、院長の小倉先生が最初に伝えたのは「痛みがない範囲で動いてもらう方がいい」という方針でした。これは整形外科の「絶対安静」とも、他の接骨院の「みんなやってる」とも異なる、スポーツ選手の心と体の両面を考えた独自のアプローチです。

小倉先生は「痛みが出るっていう場合はそれやりすぎだと思ってください。それ以下の動きにしておいてほしい。痛みがない状態で動くことで何がいいかっていうと、この動きは大丈夫だって脳に覚えさせることができる」と説明されました。逆に痛いというところまでやると、脳が痛いという記憶を植え付けてしまい、治りにくくなるというのです。

この方針により、N様は完全に休養するのではなく、痛みのない範囲で段階的に動きを増やしていくことができました。最初は6割程度の強度から始め、できるようになったら7割、8割と徐々に上げていく。この段階的なアプローチが、焦らずに確実に回復していくための鍵となりました。

根本原因へのアプローチ

きずな整体院では、単に腰椎分離症という診断名に対処するのではなく、なぜN様の腰に負担がかかりやすいのかという根本原因を徹底的に分析しました。

検査の結果、N様の体には以下のような特徴が見つかりました。骨盤が歪んでおり、右の骨盤が前に出て左が後ろに下がっている状態。右の腰に隙間が生まれやすく、そこに負担が集中していました。また、肩甲骨の位置も左右で差があり、左が下がって右が上がっている状態でした。

さらに重要だったのは、胸椎(背中の背骨)の動きが非常に硬いことでした。小倉先生が後ろから押して体を反らせようとしても、ほとんど動かない状態だったのです。「この動きをちゃんとつけてあげることが大事です」と小倉先生は説明されました。胸椎が動かないと、腰椎だけで体を反らそうとするため、腰椎に過度な負担がかかってしまうのです。

股関節の柔軟性も問題でした。N様は「何もせん人よりは柔らかいけど、チアやってる子の中では硬い方」と自己評価されていましたが、股関節の動きがスムーズにいかない場合、無理に腰の骨で体を動かそうとして負荷がかかってしまいます。

姿勢バランスの改善で負担を軽減

治療前の姿勢チェックでは、横から押した時に簡単にグラグラしてしまう状態でした。本来、足から背骨、頭と姿勢が良ければ軸が一直線になり、体重が真下に入るため、それだけで支えられる状態になります。しかしN様の場合、骨だけではグラグラなので、姿勢を保つために余計な筋肉に力を入れて保っている状態でした。

この状態では、通常の力がこれくらいで済むはずが、通常からこれくらい入っている上に、チアの激しい動きが加わると、腰椎という部分に出やすい状況になっていました。小倉先生は「全体的にはバランスとして重心を安定させるような取り組みが必要」と判断し、骨盤や背骨の歪みの調整を行いました。

治療後の姿勢チェックでは、治療前と同じ力で横から押しても、しっかりと支えられるようになっていました。「今、僕結構強く押してるんですけど、押してますよね」と小倉先生が確認すると、N様も違いを実感されていました。80歳のおばあさんでも、姿勢が整うと押し返せるようになるのです。まだまだ若いN様なら、絶対にもっと力を発揮できるはずだと小倉先生は確信されていました。

競技チアの動きを理解した具体的指導

一つひとつの技への細かいアドバイス

きずな整体院の大きな特徴は、競技チアの具体的な動きを理解した上で、一つひとつの技について「これはOK」「これは今は控えて」という細かいアドバイスができることでした。

例えば開脚して前に倒れた状態で上に人が乗る柔軟について、N様は「折れそうなとこに人50キロぐらい上に乗って大丈夫って思うんですけど」と不安を口にされました。しかし小倉先生は「痛くなかったらOKです。お尻に乗ってもらうのは大丈夫ですが、あんまり負荷かけちゃうと腰には負担かかるので、腰が反るような範囲にはならないように」と具体的な条件を示されました。

椅子の上での開脚についても「椅子の上OK?」と確認すると「大丈夫です」と答え、ターンやねじる動作についても「痛くなかったらOK」という基準を示されました。一方で、トウタッチ(ジャンプして足をタッチする技)については「衝撃がちょっと強いと痛い」という状態だったため、今は控えるようにアドバイスされました。

ブリッジして転んでから後転という動きについても、「もうちょっとできるようになったら試してもらおうかな」と段階的なアプローチを提案されました。このように、一つひとつの技について現在の体の状態に合わせた具体的な指導ができることが、競技を続けながら治療を進める上で非常に重要でした。

練習量の調整と痛みのモニタリング

練習量については「今痛くない範囲でやってました」というN様の状況を踏まえ、「その痛くない範囲の中だったらいい」という方針を示されました。もうちょっと増やしたいというものがあれば試してもいいが、それも痛くない範囲でという条件付きでした。

重要なのは「痛みが出るっていう場合はそれやりすぎだと思ってください」という明確な基準です。例えば5分間の動きは大丈夫だけど、5分以上やった時に痛みが出るんだったら、それは運動としてやりすぎているので5分でやめる。そこから先はもうちょっと軽めに動くような意識でやってもらうというアドバイスでした。

「どこまでできるかって分からないじゃないですか、今って。だからちょっとそれを測るためにも、最初やりすぎちゃったって思ったらもう仕方ないんですよ」と小倉先生は言われました。安全にちょっと5割ぐらいの気持ちでやってみて、できるようになったら「これぐらいができるんだ」と確認し、次は6割で試してみる。この感覚的な調整を繰り返すことで、段階的に強度を上げていくことができるのです。

コルセットの使用についての考え方

整形外科では「コルセットは絶対つけろ」と指示されており、ガッチガチの硬いコルセットを作ったものの、N様は半日ぐらい頑張っただけでつけなくなっていました。小倉先生は「僕はそういうの否定派なんですよ」と明確に述べられました。

なぜかというと、コルセットで関節ごと固めてしまうと血流が悪くなるからです。「不安な時はつけてもらってOKですが、普段つけない時間をできるだけ伸ばしていきたい」というのが小倉先生の方針でした。

N様が持っていた柔らかいタイプのコルセットについては「部活中につけてもいいです。でも、いらないなと思ったら外してほしいです」とアドバイスされました。例えばアップ中は外して、本格的な練習の時だけつけるという使い方を提案されました。「自分だけやってへんの気まずい」という心理的な面も考慮しながら、できるだけコルセットに頼らない体づくりを目指す方針でした。

生活習慣からの根本改善アプローチ

甘いものと肝臓疲労の関係

きずな整体院では、施術だけでなく生活習慣の改善も重視しています。N様の場合、内臓の検査で「肝臓が重たい」という状態が見つかりました。水分は「めっちゃとってます」とのことでしたが、甘いものをよく食べる習慣がありました。

小倉先生は「甘いものを食べればちょっと控えたほうがいいです」と指導されました。肝臓はお酒と一緒で、甘いものによって疲れが出るのです。肝臓が疲れたら、お酒を飲みすぎて二日酔いになる人と同じように、毒素を分解できないから倦怠感だったり頭痛とかいろんなものが出ます。

甘いものを摂ることによって疲れやすい体になり、疲れたらどうなるかというと甘いもの欲しくなるという悪循環に陥ります。さらに重要なのは「筋肉の柔軟性には関係するんですよ」という点です。長時間のパフォーマンスとかってなってきた時も、やっぱり筋肉が疲れにくくなったり、疲労が残りにくくなるというのもこういうところからなるのです。

N様は「いちごのクリームサンド」などが好きとのことでしたが、小倉先生は「できるだけ控えて、どうしても食べたい時は量を減らす。毎日食べる場合だったら毎日の量をちょっと減らしてみて、慣れてきたら1日食べない日をつくる。週3くらい減ったらまずはOK」という段階的な目標を示されました。

水分摂取の重要性

N様は家では水分を「めっちゃとってます」とのことで、2リットルぐらい飲めているようでしたが、学校ではあまり飲めていないとのことでした。小倉先生は「それをちょっとこまめにとるような形で思っていただいたりする」ようアドバイスされました。

水分不足は内臓の腎臓などが疲れて、腰にこう圧迫されて、腰の筋肉の動きが悪くなります。それから筋肉が硬くなって、枝みたいなものになってしまい、枝って曲げたら折れるように、急な動きでピピッと折れてしまうのです。水分を取るだけでも予防になるという重要なアドバイスでした。

お母様も「絶対足りてないですね」と自覚されており、「夏場って水分自然と取れるじゃないですか。冬だったらそれがさらに減っちゃうんで、内臓の腎臓とかが疲れて」という説明に納得されていました。仕事で水分を取るのが難しいお母様自身も、冬になると一回ぎっくり腰をしてから腰が痛いとのことで、水分不足の影響を実感されていました。

姿勢の意識改革

N様は「姿勢悪いかなと思う」と自覚されており、座る時に前のめりになるからかかと重心にするように気をつけているとのことでした。小倉先生は「それ大事ですね、確かに」と評価されました。

さらに具体的なアドバイスとして、「立っている時は腰を反らないこと。立っている時は猫背ぐらいの気持ちで立って、顎を上げれば姿勢がいい姿勢になる」と説明されました。目線が下がることによって猫背かなと思って、姿勢を良くしようと無理に胸を張って反ってしまうのが良くないのです。

かかと重心を気にしてバランスをとって、斜め上を遠くを見るような意識で立ってもらったらすごい綺麗に立てるという具体的な方法を示されました。「姿勢よくしようとかという意識は今後はしなくていい」というアドバイスは、無理に力を入れて姿勢を保とうとしていたN様にとって、肩の力を抜くきっかけになりました。

目標に合わせた段階的サポート

世界大会と選抜オーディションへの道筋

N様には明確な目標がありました。あと1週間後の世界大会、そして5月の選抜オーディション。さらに高校3年間の中で一番大事な時期として、2年後半からの世界大会がありました。小倉先生はこれらの目標をしっかりとヒアリングし、それに合わせた治療計画を立てられました。

「目先のところに目標を持っちゃうと焦って練習も無理しちゃって悪化してってなってしまうので、特に1ヶ月から2ヶ月は焦らずっていう気持ちはちゃんと持っておいてほしい」とアドバイスされました。しかし同時に「また状況を見てどんどんやってもらっても良さそうだったら僕からも言いますし、自己判断としてはできる範囲の中で運動はOK」という柔軟な姿勢も示されました。

「もうちょっといけそうだなとか思うようになってきたら相談してもらったらもちろん構いませんし、それこそLINEで相談してもらっても構いません」という言葉は、N様と親御様にとって大きな安心材料となりました。一人で判断に迷うことなく、専門家にいつでも相談できる環境があることが、焦らず確実に回復していくための支えとなりました。

大会出場への現実的な対応

直近の世界大会について、小倉先生は「ちょっと間に合わないっていうのは正直なところ」と率直に伝えられました。しかし同時に「でも出たいっていうところの意思が強かったんで、まあ何とかちょっとでも抑えてのレベルで、痛いながらでもこうできるぐらいで、終わったらすぐまた調整してみたいな、一時的にそういう治療することもあります」という選択肢も示されました。

実際に過去には、1ヶ月後の大会にオスグッド症状を抱えながら出場したいというサッカー選手がいて、完治は間に合わないけれども「何とかちょっとでも抑えて、痛いながらでもできるぐらい」まで調整して大会に送り出した経験があるとのことでした。

親御様は「無理はしてほしくないです」という思いを持ちながらも、「高校生活で悔いを残してほしくない」という複雑な気持ちを抱えておられました。小倉先生は「僕も野球してきていたので、最後、部員も100何人いる中で怪我して休んだら出られないというところがある」と自身の経験を語られました。3年の春に肉離れを起こして我慢して出ていたら、両方とも悪化して夏という大事なところは出られなかったという悔しい経験があったそうです。

「そうなってもらいたくないからこそ、そういう仕事をしてちゃんと皆さんの解決にと思って今やってきてます」という言葉には、同じアスリートとして、そして治療家としての強い思いが込められていました。

週1回の治療計画と長期的な視点

治療の頻度については「4月から5月にかけては、僕の週1ぐらいは見ていただきたいというのが正直なところ」と提案されました。週1で4回を2ヶ月半続けると10回程度になりますが、「今1週間持ちます?だいたい早かったら3日ぐらいで戻ったりするんです。でも、もう一回治療したら、1週間以内にしてもらったら、また上げていけるのは間違いない」という説明でした。

最初のうちに2週間とかドーンと空いちゃうと、結構ゼロの位置返しがあるため、特に4月から5月にかけては週1ぐらいのペースが理想的とのことでした。費用面についても心配されていたため、「ちょっとお得にはなります」というコースの提案もされました。

長期的な視点として、「治療して環境が良くなっていくことは絶対できるので、できる強度を徐々に上げていく。自分の感覚で6割ぐらいでできるようになった、7割、8割となったという風に進んでいければ全然問題ない」というゴールイメージを共有されました。「良くないのは焦ること」という言葉は、N様にとって何度も心に刻まれた大切なメッセージでした。

他の治療院との決定的な違い

スポーツ選手の症例実績

きずな整体院がN様に選ばれた大きな理由の一つは、スポーツ選手の治療実績が豊富だったことです。小倉先生は「スポーツでバスケしてるとか野球してるっていうような中学高校生とかの分離症とかを見てきてる」と説明され、「結構お気軽な施設ですね」「スポーツ会社を入れた他の方とか野球してるとかソフトボールのいかねてる人も対応してます」と実績を示されました。

そして何より重要なのは「そういうのが皆さんよくなって、練習も休まずという形でできる強度でやっていく」という結果を出していることでした。中1の時は「完全に手だけ動かすとかしかしなかった」というN様にとって、練習を休まずに治療できるという選択肢は、まさに求めていたものでした。

さらに「バレエも小学生ぐらいの子を見た人がいます」「ドッジボールとかも来てました」という幅広い競技への対応実績も、競技チアという特殊な競技を理解してもらえるという安心感につながりました。

体の使い方まで改善する根本治療

一般的な整形外科や接骨院では、腰椎分離症という診断名に対して安静や超音波治療を行うだけで終わることが多いです。しかしきずな整体院では「治ったとしても活動することによってやっぱり無理をしてだったらまた症状的に痛くなるけど、それはちょっと僕としては不安なんで、その心配なくできるようなというところを目指す」という方針でした。

具体的には、骨盤や背骨の歪み、胸椎の硬さ、股関節の柔軟性など、腰椎に負担がかかる根本原因を一つひとつ改善していきます。「骨よりももっと上の部分の歪みとか余計負荷がかかりやすいとかそういったこともあって出やすい」という分析に基づき、全体的なバランスを整えることで腰椎への負担を減らすアプローチです。

治療後の変化として、反る動きを確認した時に「最初ってあまり使えてなかったところなんですけど、ここが取れている感じがする」と胸椎の動きが改善していることが確認されました。「この背骨が動いてなかったっていうところ、そこが腰に負担をかけやすいのが一つだった」という説明に、N様も納得されていました。

LINEでの相談サポート体制

きずな整体院のもう一つの大きな特徴は、LINEでいつでも相談できるサポート体制です。「それこそLINEで相談してもらっても構いません」という言葉は、治療院を出た後も一人で悩まなくていいという安心感を与えてくれました。

特にスポーツ選手の場合、日々の練習の中で「この動きは大丈夫かな」「ちょっと痛みが出たけどどうしたらいいかな」という疑問や不安が次々と出てきます。そんな時に専門家にすぐ相談できる環境があることは、焦らず確実に回復していく上で非常に重要でした。

「もし痛んだらここなんかアイシングとかした方がいいですか?」という質問に対しても「痛くなった場合は急性期なんでアイシング1日やってもらっていいですし、それか早いことを1回ちょっと見させてもらってもいいと思います。1回LINEで相談してください」という具体的な対応を示されました。このような細やかなサポート体制が、N様と親御様の不安を大きく軽減しました。

腰椎分離症の基礎知識

腰椎分離症とは何か

腰椎分離症は、腰椎(腰の骨)の一部が分離してしまう状態を指します。特に第5腰椎や第4腰椎に起こりやすく、成長期のスポーツ選手に多く見られる疾患です。N様の場合、第5腰椎の分離症で、レントゲンには見えないがMRIで確認できる初期段階という診断でした。

腰椎は5つの骨が積み重なってできており、それぞれの骨の後方部分(椎弓)に負担がかかり続けると、疲労骨折のような形で分離が起こります。初期段階では骨に亀裂が入った状態で、進行すると完全に分離してしまいます。さらに進行すると、分離した骨が前方にずれる「分離すべり症」という状態になることもあります。

N様の診断では「神経を触ってしまうような危険性はあるかなっていう感じ」とのことでしたが、実際には足の張りなどの神経症状は軽度で、ヘルニア症状も出ていない段階でした。これは早期に適切な対応を始めたことで、悪化を防げている証拠でもありました。

なぜ成長期のスポーツ選手に多いのか

腰椎分離症が成長期のスポーツ選手に多い理由は、いくつかあります。まず、成長期は骨がまだ完全に成熟しておらず、骨の強度が大人に比べて弱いことが挙げられます。特に10代前半から中盤にかけては、骨の成長スピードが速く、骨の構造がまだ脆弱な時期です。

次に、この時期は部活動などで激しいスポーツ活動を行うことが多く、腰に繰り返し負担がかかります。特に腰を反らす動作、ひねる動作、ジャンプして着地する動作などが多いスポーツでは、腰椎への負担が大きくなります。N様の競技チアでは、エビ反りやブリッジ、ジャンプなど、まさにこれらの動作が頻繁に行われます。

さらに、体の柔軟性や筋力のバランスも関係します。股関節が硬いと腰で無理に動きを補おうとしたり、体幹の筋力が弱いと腰椎で体を支えようとしたりして、腰椎への負担が増大します。N様の場合も「股関節の動きとかそういった部分がスムーズにいかない場合って無理に腰とかの骨で体を動かそうとする」という状態が見られました。

一般的な治療法とその限界

整形外科での一般的な治療法は、まず安静です。スポーツ活動を完全に休止し、コルセットで腰を固定して骨がくっつくのを待ちます。初期段階であれば2〜3ヶ月の安静で骨癒合(骨がくっつくこと)が期待できるとされています。N様も中1の時は2ヶ月休んでいました。

しかし、この方法には大きな限界があります。第一に、スポーツ選手にとって2〜3ヶ月の完全休養は、チームでの立場や技術レベルの維持という点で大きな損失となります。特にN様のように世界大会や選抜オーディションという重要な目標がある場合、その時期を逃すことは選手生命に関わる問題です。

第二に、安静にして骨がくっついたとしても、腰椎に負担がかかりやすい体の使い方や姿勢の問題が解決されていなければ、スポーツ復帰後に再発するリスクが高いという点です。実際、N様も中1の時に治ったはずなのに、高校で再び分離症になってしまいました。

第三に、理学療法士によるリハビリも、基本的には骨がくっついてから始めることが多く、復帰までに時間がかかります。また、一般的な接骨院では「みんなやってるよ」と安易に言われるだけで、具体的にどの動きなら大丈夫かという指導が受けられないことも問題でした。

競技チアならではの課題と対策

競技チアの特殊な動き

競技チアは、一般的なスポーツとは異なる特殊な動きが多い競技です。N様の説明によると、主な動きとして以下のようなものがあります。

まず、リフトです。人の肩の上に立ったり、人の体の上で跳んだりする動作で、支える側も乗る側も高い技術と体幹の強さが求められます。次に、タンブリングと呼ばれる床運動系の技で、側転、宙返り、バク転などが含まれます。

特に腰に負担がかかるのが、エビ反りです。「毎日エビ剃りと展開、何回も」という言葉通り、うつ伏せになって足を上げて、くるりんと回転する動きを繰り返します。さらに、ブリッジして転んでから後転という動きもあり、これらは全て腰を大きく反らす動作です。

柔軟性も非常に重要で、開脚して床につく、椅子の上で開脚する、開脚した状態で上に人が乗るなど、極限まで柔軟性を高めることが求められます。N様は「何もせん人よりは柔らかいけど、チアやってる子の中では硬い方」と自己評価されており、この柔軟性不足が腰への負担を増やしている一因でもありました。

動きごとの負荷判断

きずな整体院では、これらの動き一つひとつについて、現在の体の状態で行っていいかどうかを判断しました。基本的な判断基準は「痛みが出るかどうか」です。痛みが出ない動きは続けてもよく、痛みが出る動きは控えるという明確な基準を示しました。

具体的には、開脚して前に倒れた状態で上に人が乗る柔軟は「痛くなかったらOK。お尻に乗ってもらうのは大丈夫だが、腰が反るような範囲にはならないように」という条件付きでOKとされました。椅子の上での開脚も「大丈夫です」とOKでした。

一方、トウタッチは「衝撃がちょっと強いと痛い」という状態だったため控えるように指示されました。ブリッジして転んでから後転という動きも「もうちょっとできるようになったら試してもらおうかな」と、今は控える方針でした。

ターンやねじる動作については「痛くなかったらOK」とされ、側柱(手をつかずに側転する技)も「痛くないけど、トウタッチは痛い」という違いがあることから、動きの種類によって腰への負担が異なることが分かりました。このように、一つひとつの動きについて具体的に判断することで、N様は安心して練習に取り組むことができました。

チームでの立場と心理的サポート

週6日、1日3〜4時間という厳しい練習スケジュールの中で、一人だけ制限しながら練習するのは、技術的な問題だけでなく心理的にも大きな負担です。N様は「自分だけやってへんの気まずい」という気持ちを抱えていました。

小倉先生はこの心理的な面も理解した上で、コルセットの使用についても「アップ中は外して、本格的な練習の時だけつける」という柔軟な対応を提案されました。また、「できる範囲の中で運動はOK」という方針により、完全に休むのではなく、チームの一員として活動を続けられることが、N様にとって大きな支えとなりました。

親御様も「親的には無理はしてほしくないけど、高校生活で無理はしてほしくない」という複雑な思いを抱えておられましたが、小倉先生の「そうなってもらいたくないからこそ、そういう仕事をしてちゃんと皆さんの解決にと思って今やってきてます」という言葉に、安心して任せられると感じられたようでした。

施術内容と体の変化

初回の検査で見つかった問題点

初回の検査では、N様の体に多くの問題点が見つかりました。まず、骨盤の歪みです。右の骨盤が前に出て左が後ろに下がっている状態で、右の方が高く見え、左右で隙間の大きさが違っていました。右だけ押すと大きく動くのに、左だけ押してもあまり動かないという状態でした。

次に、腸腰筋という骨盤を支える筋肉が硬くなっていました。この筋肉が硬いと骨盤が固定されてしまい、歪みが生じやすくなります。さらに、肩甲骨の位置も左右で差があり、右が上がって左が下がっている状態でした。

最も重要だったのは、胸椎(背中の背骨)の動きが非常に硬いことでした。後ろから押して体を反らせようとしても、ほとんど動かない状態で、「硬い言えへんけど」と小倉先生が言うほどでした。この胸椎の硬さが、腰椎に過度な負担をかける大きな原因となっていました。

内臓面では、肝臓が重たい状態でした。これは甘いものの摂取が多いことが原因と考えられ、肝臓の疲れが筋肉の柔軟性や疲労回復に影響を与えている可能性が示されました。

施術の具体的な内容

施術は、まず骨盤の調整から始まりました。仰向けになった状態で、骨盤の位置を確認しながら、歪みを整えていきます。次に、股関節の動きを改善するための調整が行われました。膝を曲げて左右に倒す動きなどをチェックしながら、動きの悪い部分を見つけて調整していきます。

腸腰筋の硬さに対しては、直接その筋肉にアプローチして柔軟性を取り戻す施術が行われました。「ちょっと待ってください」「痛いですか?」と確認しながら、無理のない範囲で筋肉をほぐしていきます。

横向きになって、肩甲骨や背中の調整も行われました。「バキバキされるの怖い」というアンケートの回答を受けて、小倉先生は「そんなに激しいものではないんですけど、ちょっと入れた方がいいかなっていうところがある」と説明され、比較的安全な方法で背骨の調整を行いました。

うつ伏せになって、肩甲骨の動きを改善する施術も行われました。「肩甲骨も入らないですか?」という質問に「ここは入りますよ」と答えながら、硬い部分を見つけて調整していきます。全体として、骨盤、股関節、背骨、肩甲骨と、体全体のバランスを整える施術が行われました。

施術後の変化

施術後、まず姿勢バランスの変化が確認されました。横から押した時の安定性が大きく向上し、治療前は簡単にグラグラしていたのが、治療後は「今、僕結構強く押してるんですけど」という力でもしっかりと支えられるようになっていました。

骨盤の高さも変化しました。「ちょっと高さ変わった」「ちょっと沈みましたね」「落ち着きましたか?」という会話から、右に傾いていた骨盤が水平に近づいたことが分かります。腰の隙間も「絶対私の方が歪んでる」とお母様が言うほど、左右差が減少していました。

肩甲骨の位置も変化しました。「肩もちゃんと落ちていますし、左右差がだいぶなくなってきましたね」「だいぶ肩としては揃ってきた感じがします」という評価から、肩の高さの違いが改善されたことが分かります。

最も重要な変化は、腰を反る動きでした。治療前は「ちょっと怖い」という感覚があり、あまり反れない状態でしたが、治療後は「最初ってあまり使えてなかったところなんですけど、ここが取れている感じがする」と胸椎の動きが改善していることが確認されました。「この背骨が動いてなかったっていうところ、そこが腰に負担をかけやすいのが一つだった」という説明に、N様も納得されていました。

よくある質問

MRI検査は必要ですか?

整形外科では4月23日にMRI検査を受けるように言われているとのことでしたが、小倉先生の見解は「現状把握のためだけだったら意味があると思ってます。それが知りたいだったらっていう形です。別に知る必要ないんだったら取らなくていいと思ってる」というものでした。

診断から1ヶ月という期間では、骨の状態はあまり変わらない可能性が高いため、「もうちょっと間開けてもいいのかなぁとは僕としては思います」とアドバイスされました。ただし、病院に対してダメですとは指導できない立場であるため、最終的にはご本人とご家族の判断に委ねられました。

重要なのは、MRIで現状を確認することよりも、実際に体を整えて痛みなく動けるようにすることです。画像診断で初期段階と分かっていれば、それ以上詳しく調べるよりも、治療を進めて実際の症状を改善していく方が優先度が高いという考え方でした。

どのくらいの期間で良くなりますか?

治療期間については、「4月から5月にかけては週1ぐらいは見ていただきたい」という提案がありました。週1で2ヶ月半続けると10回程度の治療になります。「今1週間持ちます?だいたい早かったら3日ぐらいで戻ったりするんです」という説明から、最初のうちは体が元の状態に戻りやすいことが分かります。

しかし「もう一回治療したら、1週間以内にしてもらったら、また上げていけるのは間違いない」とのことで、継続的に治療を受けることで確実に改善していくことができます。2週間とかドーンと空いちゃうと、結構ゼロの位置返しがあるため、特に最初の2〜3ヶ月は週1ペースが理想的です。

長期的には、5月の選抜オーディション、2年後半からの世界大会という目標に合わせて、段階的に強度を上げていく計画です。焦らず確実に進めていけば、これらの目標に向けて痛みなく全力で取り組める体を作ることができるという見通しでした。

部活は休まないといけませんか?

きずな整体院の方針は「痛みがない範囲で動いてもらう方がいい」というものです。完全に休養するのではなく、痛みのない範囲で活動を続けることで、「この動きは大丈夫だって脳に覚えさせることができる」という効果があります。

具体的には、今痛くない範囲でやっている活動はそのまま続けてOKです。もうちょっと増やしたいというものがあれば試してもいいが、それも痛くない範囲でという条件です。痛みが出るっていう場合はそれやりすぎだと思って、それ以下の動きにしておくという基準が示されました。

診断を受けてからも「ちょっとジャンプは控えたり制限はしてるけど結局動いてはいる」という状態で、「ひどくなってへんかな」とのことでした。治療して環境が良くなっていけば、できる範囲がどんどん広がっていくため、完全に休まなくても改善していくことができるのです。

コルセットはつけた方がいいですか?

小倉先生は「僕はそういうの否定派なんですよ」と明確に述べられました。理由は、コルセットで関節ごと固めてしまうと血流が悪くなるからです。整形外科では「絶対つけろ」と言われ、ガッチガチの硬いコルセットを作ったものの、N様は半日ぐらいでつけなくなっていました。

小倉先生の方針は「不安な時はつけてもらってOKですが、普段つけない時間をできるだけ伸ばしていきたい」というものです。N様が持っていた柔らかいタイプのコルセットについては「部活中につけてもいいです。でも、いらないなと思ったら外してほしい」とアドバイスされました。

例えばアップ中は外して、本格的な練習の時だけつけるという使い方を提案されました。「自分だけやってへんの気まずい」という心理的な面も考慮しながら、できるだけコルセットに頼らない体づくりを目指す方針でした。

甘いものは本当にダメですか?

肝臓の検査で重たい状態が見つかったN様に対して、小倉先生は「甘いものを食べればちょっと控えたほうがいいです」と指導されました。肝臓はお酒と一緒で、甘いものによって疲れが出ます。肝臓が疲れると、毒素を分解できないから倦怠感や頭痛などが出るのです。

さらに重要なのは「筋肉の柔軟性には関係するんですよ」という点です。長時間のパフォーマンスの時も、筋肉が疲れにくくなったり、疲労が残りにくくなるというのもこういうところからなります。甘いものを摂ることによって疲れやすい体になり、疲れたら甘いもの欲しくなるという悪循環に陥るのです。

完全にやめる必要はありませんが、「毎日食べる場合だったら毎日の量をちょっと減らしてみて、慣れてきたら1日食べない日をつくる。週3くらい減ったらまずはOK」という段階的な目標が示されました。アイスは特に注意が必要で、冷たくて甘いということで相当甘くないと脳が感じないため、実際にはだいぶ甘いものを摂取していることになります。

再発を防ぐにはどうすればいいですか?

N様は中1の時にも第4腰椎の分離症になり、2ヶ月休んで治ったはずなのに、高校でまた第5腰椎の分離症になってしまいました。この再発を防ぐためには、単に骨がくっつくのを待つだけでなく、腰椎に負担がかかりやすい体の使い方や姿勢の問題を根本から改善することが必要です。

きずな整体院では、骨盤や背骨の歪み、胸椎の硬さ、股関節の柔軟性など、腰椎に負担がかかる根本原因を一つひとつ改善していきます。「治ったとしても活動することによってやっぱり無理をしてだったらまた症状的に痛くなるけど、それはちょっと僕としては不安なんで、その心配なくできるようなというところを目指す」という方針です。

具体的には、姿勢の改善、水分摂取、甘いものを控える食生活、そして体の使い方の改善など、生活習慣全体を見直すことが重要です。治療で整えた体を維持し、再発を防ぐためには、日常生活での意識も大切になります。

他の整体院や接骨院との違いは何ですか?

きずな整体院の最大の違いは、競技特性を理解した上で、スポーツを続けながら治療できることです。一般的な接骨院では「分離症でもやってる子はいっぱいいる」と安易に言われるだけで、具体的にどの動きなら大丈夫かという指導は受けられませんでした。

きずな整体院では、競技チアの一つひとつの技について「これはOK」「これは今は控えて」という具体的なアドバイスができます。開脚して上に人が乗る柔軟、椅子の上での開脚、トウタッチ、ブリッジからの後転など、それぞれの動きについて現在の体の状態に合わせた判断ができるのです。

さらに、LINEでいつでも相談できるサポート体制も大きな違いです。日々の練習の中で疑問や不安が出てきた時に、すぐに専門家に相談できる環境があることは、焦らず確実に回復していく上で非常に重要です。そして何より、スポーツ選手の治療実績が豊富で「皆さんよくなって、練習も休まずという形でできる」という結果を出していることが、最大の信頼につながっています。

まとめ:夢を諦めない選択

競技を続けながら治す道

腰椎分離症と診断されても、必ずしも完全に休養しなければならないわけではありません。N様のケースが示すように、適切な治療と指導のもとで、痛みのない範囲で活動を続けながら改善していくことが可能です。

重要なのは、単に症状に対処するのではなく、なぜ腰椎に負担がかかるのかという根本原因を改善することです。骨盤や背骨の歪み、胸椎の硬さ、股関節の柔軟性、そして生活習慣まで含めた総合的なアプローチが、再発を防ぎながら競技を続けるための鍵となります。

きずな整体院では、累計10万人以上の施術実績とラジオでも紹介された確かな技術で、スポーツ選手の夢を支えています。競技特性を理解した具体的な指導、LINEでのサポート体制、そして「練習も休まずという形でできる」という実績が、多くのアスリートから信頼されている理由です。

あなたの目標に合わせたサポート

N様には世界大会や選抜オーディションという明確な目標がありました。きずな整体院では、このような一人ひとりの目標に合わせた治療計画を立て、段階的にサポートしていきます。焦らず確実に、しかし目標を見失わずに進んでいくことができるのです。

もしあなたも、スポーツを続けながら痛みを改善したい、大事な大会に向けて体を整えたい、再発を防ぎたいという思いを抱えているなら、一度きずな整体院に相談してみてください。あなたの競技特性を理解し、あなたの目標に寄り添った治療を提供します。

北大路、鞍馬口、今出川、北山、出町柳、紫野、小山エリアからアクセスしやすい立地で、平日も土曜日も営業しています。部活動で忙しい学生の皆さんも、スケジュールに合わせて通いやすい環境を整えています。

ご予約・お問い合わせ

きずな整体院では、初回のカウンセリングと検査を丁寧に行い、あなたの体の状態を詳しく分析します。その上で、あなたに最適な治療計画を提案させていただきます。

店舗情報

  • 店名:きずな整体院
  • 住所:京都府京都市北区小山上総町11-1 フェニックス21ビル3F
  • アクセス:北大路駅から徒歩圏内

ご予約やご相談は、お気軽にお問い合わせください。あなたの夢を諦めない選択を、きずな整体院が全力でサポートします。一緒に、痛みなく全力で競技に取り組める体を作っていきましょう。

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